きらりんきらりん


『 ヒメ日記 5 』

(2003〜)




◇◆ 1月 7日 火曜 「 明けましておめでとうございます 」 ◆◇


本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

しかし話は昨年のクリスマスあたりに遡る。

その日(12月25日)の昼間は全く普段と変わり無かったヒメが
明くる日、完全におかしな事になっていた。

これこそ世に言う盛りのついたネコというヤツだ。

ヒメが避妊手術を済ませて無いであろう事は
数日前に判明していたが、
と、いう事は手術を早めにしてやらないと
その内こういう事が起こるだろうとは予測されていたが、

そんな、クリスマスが終わって
これから大掃除だー年賀状だーと大忙しになる時期に
モノの見事にあてはまってくれなくても。

メスネコが発情するとたいそうやかましい事になるのは
話に聞いていた。

以前黒猫シャドウさんてメスネコが居たが
これも一度我が家で大騒ぎしてくれた事があった。
らしい。

実際それをワタシは見ていない。
とんでもないらしかった声も聞いてない。

丁度ワタシがその場に居ない間に起こってしまった。
らしい。

なにしろウルサかった、
らしい。

当時、我が家はネコビギナーで、
発情期について、どころか
ネコたるものがどんな生き物かもちゃんと理解していなかった。

世間的にもイヌやネコの飼い方、しつけ方のマナーが
現在ほどには浸透、定着していなかったと思う。

結局、赤ちゃんが出来ないように、とか
将来、子宮・卵巣に関する病気にならないように、とか
そういうネコの為の事情でなく

こんなのが何度もあったらどうしようもない!
というニンゲンの事情でシャドウは手術する事になった。

その後、スプレー行為を防止する目的で
キャラも手術した。

で、シャドウが発情した時の詳しい情況を
目撃していた母に詳しく聞きたかったのに、
「とにかくウルサかった」以外の事をまるで覚えていない。

どれ位の期間だったのか、
どう始まって、どう終わったのか。

しょうがないな。調べてみよう。
とネットで検索。

膀胱炎についてや、避妊手術について、
HIlls s/d についてなど今までにも色々調べたが
ネコの発情期についてが一番よりどりみどりな情報で
困ってしまった。

年に2〜3回来るとか4回とか5〜6回とか、
3〜4日で納まるとか
最近は室内で季節の変化が分かりにくくなっていて
ほぼ一年中発情しているような状態の場合もあるとか。

ただ、これだけサマザマな情報を
どうにかまとめてみると
一月の終わり頃からふた月ごとくらいに来る
ってのが一般的らしい。

一月の終わり?
これ年末の話だったんだけど。

一般的なネコはおうちの人が忙しい時期を
ちゃんと避けて、
一段落した頃に騒ぎ始めるくらいの
気の利いた生き方をしてくれるもんなんだろう。

なんだこのヒメは。

さらに、ウチに来てからヒメ部屋となっていた
玄関であるが
さすがにお正月を迎えるとなれば
それなりにお正月ぽく飾りたいし、掃除もしたいし
てなことで、
ヒメの寝床を何とかして他の場所に
移送しなければならないことになっちゃってきた。

したら、私の部屋の隣にある
物置代わりわりになっている部屋の隅にしか
もう可能性のあるスペースはないよ。

夜はワタシの部屋はイヌ2名がくつろいでしまうので
フスマの向こうにイヌが!
ということになれば
ヒメも夜鳴きを控えてくれるかも知れぬじゃないの。

玄関より近いから夜中にちょっと様子を見ることも出来るし。

などともくろみながら
ヒメベッドやら爪トギやら水入れ、トイレなど
ヒメの家具を一式移動。

そしてその夜中。

心配事は二つ

● んな〜んな〜と一晩中鳴かれたらどうしよう。
● イヌっちがフスマの向こうにネコ!なんていう
ファンタスティックな事を察知して
一晩中興奮してたりしたらどうしよう。

実際、ギリギリなセンであった。

まず上記の心配事の前に
ヒメがここで落ち着けるかどうかが大問題だった。
気の毒だけど、長めのヒモに繋いでおいた。

階段上がって深夜に家中をなごーんなごーんと
わめきながら歩きまわられたら
人類達は発狂してしまう。

さらにキャラ兄さんの逆鱗に触れて
于氏三つ時の大乱闘なんて、
とんでもねえこった。

そのヒモが裏目にでてそこらじゅうのものを
倒壊させる危機も予測された。
部分的には実際そうなった。

猫の声よりその物音で数回起こされた。
イヌも起きた。特にララの方が喜び始めた。

女子2名を黙らせ、倒れたもの落ちたものをなおし、
このおお夜中にざけんじゃねぇ。

しかし、やっかいだったのは
どちらかというと昼間の方であった。

が、本日のお話は取りあえずここまで。
すんませんが、続きは後日、また改めて。




◇◆ 1月 14日 火曜 「 新年もハヤ2週間 」 ◆◇

掃除機。

ダシヌケに掃除機って、ナニって?

これは、掃除をしたい時に
なーなーやかましいネコや、
夜中にネコがいるからって
満面の笑みではっくはっくと興奮するイヌを
どこか隅っこに縮こまらせておくマシーンである。

埃もキレイになる機能がついていて、タイヘン便利だ。

ネコさん、イヌさんの個体差により、
かえって喜ぶケース、逆に怒り狂ってわめき散らすケースも
あるらしいというのが、使用上の注意。

兎に角、掃除機を振りまわす日々が数日間続いた。

筋肉痛になった。

発情中のメスネコは、なにしろステキなオスに出会いたくて
居ても立っても居られない心境になるらしい。

ちょっとしたスキに屋外へダーッシュ!してしまう事も
そして迷子猫になってしまう事も、ままあるらしい。

ヒメの場合は、24時間露天暮らしの経験がある割に、
屋外への野心はあまり見られなかった。

そのかわり、ヒトもネコも誰も居ない、居るわけの無い部屋まで行って
あご〜ん、あご〜んと嘆き哀しんでいた。

あ、3階へ行った!鳴くゾ!と思って追いかける。
すると、ヒトが来た所で足元をすり抜けて
今度は階下へまっしぐら。

ほったらかしとけば良かったのかもしれないけど、
すぐソコで鳴かれても、あっちのほうで鳴かれても
耳障りったらありゃしない。

こっちは鳴かれるのがイヤで追いかけるけど
ヒメは捕まえられるのがイヤで逃げ回るし、
その時はモロにノラの顔になりやがって
それはそれはすばしっこく階段、ろうかの角ッこ角ッこを
憎たらしいほど見事に掛けぬけてってしまふ。

ちょーーーーハラが立つ。
脚も筋肉痛になった。

他のネコさんはどうかしらないけど、
ヒメの場合、椅子や座布団など柔らかいものの上で
背中をなでてやってると、
大きな声は出さず、
んにゃ・・・んにゃ・・・んにゃ・・・
とつぶやき続けて案外静かになる。

とはいっても、そんなの朝から晩まで
ずっとやってられるかい。


さて、こういうアブノーマルな状態のネコが間近にいて、
比較的ノーマルな方のネコはどうしてたかというと、
ただ怪訝そうなまなざしで距離を置いて
なぐ〜なぐ〜と転がる敵を静観していた。

キャラの方は去勢してあるだけでなく、年齢の事もあってか
このヒメの状態を見てもオスネコとしての反応は
これっぽっちも見られなかった。

ただ、普段と様子が違う事は充分に認識しているらしく
以前は、自分と同じ空間に居ること自体が許せぬのだ、
という態度であったのに

ヒメがキャラのお気に入りの寝床にしてる
リビングのこたつのまわりをうろうろしてても、
「ナニこの変なヤツは」と気味悪そうに眺めているだけだった。

そういえば、書き忘れていた話がある。

ヒメが発情するよりも前の事、
ある朝、玄関からリビングへ入るドアを
ヒメが自力で体当たりで開けてしまい、
人間よりも先に起きてきていたキャラと鉢合わせてしまったらしい。

ワタシは聞こえなかったけど
ヒメとキャラの乱闘があった模様であった。

両方の猫を丁寧に全身点検してみたけど、
幸い怪我は見当たらず、双方ともどこかが痛そうな様子も無かった。

キャラはその日、何かがショックだったのか
あるいは、久し振りにえもいわれぬ充実感に満たされたのか
どっちか分からないけど、
しばらく帰る事の無かったかつての寝床であった
3階の寝室のベッドで昼過ぎまで寝ていた様だ。

気だけは若いつもりのキャラも
実際にコムスメと格闘してみたら
思ったより相手の手ごわさを肌で感じてしまって
ガックリと老けこんでしまう、なんてことになたら、
というのも心配したけど、余計なお世話だった。

夜には完全復帰のキャラであった。


こういったキャラとヒメのイキサツもありながらの
ヒメ発情の巻。

それがやっとの事で終焉を迎えたらしい気配があったのは
大晦日の午後の事だった。

掃除機を凶器に2〜3日かけて、何とか屋内はこんなもんで、
後は、車を洗っておこうと、
レインコート着てガレージで洗車していた。

外にいたらヒメなんてしったこっちゃないやい
とはいうものの、
部屋に戻って、ヒメは?どこで何してる?

したらばその日、午後はずっと
3階の静かな部屋ですーこらすーこらと眠り続けていたらしい。

この大晦日と元旦あたりまで
まだ、むやみやたらと転がってはくにゃくにゃとくねり
背中をなでれば、んにゃ…んにゃ…という名残はあったが、
とにかくお正月に入ってから数日は
随分とゆっくり眠っていた。

家の中を歩きまわってわめくこともなくなり、
ウソのように静かになった。

朝起きた時、昼間に寝てて起きた時、ご飯の時間
などはやはり何かと鳴いたりするが、
ココロなしか声が枯れてるような。

あれだけ毎日鳴き続けてたら、ねえ。

かくしてヒメ発情期はキレイにクリスマスから大晦日の7日間
で、無事終了した。

そして、年も明けて、ハヤ2週間である。

膀胱炎の治療の事で、9日の木曜に獣医さんへ行った。
時間が無かったので、ヒメは連れてゆかず、
検尿だけ持ってって年末からの様子を話すだけにした。

尿検査の結果は良好だったようで、あー嬉し。
まだ年末に買ったs/dが残っているので
それを食べきって、
その後はc/dに切り替えて、同じに市販のネコ食を混ぜながら、
定期的に尿検査をして様子を見ようということになった。

それからもちろん、発情期が来た事を話したら
「避妊はどうします?」 と、センセイ。
「出来るだけ早いうちにと」 と、ワタシ。
結石・膀胱炎がしっかり治ったのを見届けてからの方がよいので、
まぁ再来月くらいということで考えましょう、という事になった。

ここしばらくのヒメといえば、
ついにコタツの中という楽園を覚えて、
毎日昼間はコタツの中で寝ているらしい。

ワタシが留守の時間はコタツは消してあるけど、
それでもいいらしい。

実は、コタツ布団を出したのは
掃除機振り回しながらの年末の事だった。
すごく面倒な所にしまってあったので出しそびれていたのだった。

ヒメが初めてコタツに入ったのは元旦だった。
全身丸ごとコタツの中にずっと入ってたら
酸欠になったり脱水になったりしちゃいやしないかと心配になって
時々様子を見てたら、
いつのまにか顔だけ私の座ってる向こう側に出していた。

三が日は寝てばかりだったヒメも近頃はまた
アクションタイムを設け始め、
発情騒ぎで家の中をかなり自由に歩きまわれる権利を
勝手に手に入れてしまったおかげで
結構好きな様に運動している…とはいえ、
たまにキャラに追いかけられて逃げて帰って来たりする。

ヒメが玄関にいた頃、夕方6時〜7時は
ヒメ睨みの時間にしていたキャラは
ある日、ヒメの姿が見えなくなって、しばらく探していたらしい。

大掃除も佳境に入ったある日、
キャラはヒメが階下にアジトを変えた事を遂に見破り、
それから毎日、夜6時ごろと10時ごろに
わざわざ階段を降りてワタシの部屋を見に来るようになった。

発情が終わって正気に戻ったヒメは
どこで何をするとキャラに怒られるか、
正確にはどこで何をしているのが “見つかると ” 怒られるのか、
おおよその事を把握したようである。

キャラが寝ているのを見計らって
キャラのトイレを使っている事もある。

お互いに快適な空間、緊張の空間を取り決めて
どうやら適当な所で両者の折り合いがついてきたらしい。

スリルとサスペンスを交えながらではあるが
キャラもヒメも良い感じでのびのび暮らしてくれてる様だ。

ヒメはシャドウより、キャラの怒りの回避の仕方が上手なのかもしれない。
上郷SAでのノラ生活で猫同士の駆け引きのノウハウを
身につけているのかもしれない。

考えて見れば
あれだけネコだらけの所にいたくせに
古傷の1つも無かったし。

もう1つ、
( BBSで既出のネタだけども )
避妊が済んでなかったのに、よく妊娠してなかったもんだ。

モテなかったのかな、ヒメは。





◇◆ 2月 15日 土曜 「 まー、ひと月も 」 ◆◇

うっかりしている内に、ひと月も経ってしまった。
迂闊だった。

前回からこのひと月はおおむね何事もなく
日々が過ぎていた。
まぁヒメについては。

c/dに切り替えてからも
すずヒメの状態は見た感じ良好で
これなら、前回書いた様に
定期的に尿検査をしながら徐々に市販のフードを
混ぜていけば…という段階になっていた。
まぁヒメ的には順調だ。

が、ワタシの方はというと。
ホントならヒメと共に平安な気分でいられたはずなのに。

そうでなかった。

そうである為にはヒメの尿検査の結果が
「 よい状態ですよ 」 と
言ってもらう事が必要で、
検査をすればきっとそうなるであろうとは思うのに、

だのにそうでなかった、というのは。

尿検査の為の採取が
どうしてもどうしても出来なかったからである。

出てないわけではない。出てる。
が、ヒメは
人目を盗んでトイレに行く努力を
惜しまなくなってきやがり始めやがりやがって。

前までは
だいたいこれくらいの時間がトイレかな、
というのが分かっていたので
タイミングを見計らってお皿を持って待っていれば
なんとかなった。

これが、人のいないスキを見て
トイレに行くようになってしまったのは
発情期以来、かなり自由な行動が許されてからの事である。

発情してなーおんなーおんと嘆きながら家中を歩き、
ソフトな物体があればその上で転がり
それをほぼ一日中やっていた状態の時、

キャラ兄さんは以前ほどにいちいちヒメ追っかけまわしたり
自分の領分から追い払ったりという事を
敢えてしないでいたようだった。

ハナシの通じる状態でないのが
見ていて分かったからだろう。 か?

ナニしろそんないきさつの中
すずヒメは屋内のほとんど全ての場所がほぼ出入り自由になった。
ウチにいる人間が、でなく、キャラの許可が下りたという事だ。
というか、すずヒメがなし崩しにそういう事にしてしまったわけだ。

そんな中、ヒメは二つもあるヒメ用のトイレより、
キャラ用の方を好んで使うようになっていた。

そっちの方が大きかったからかな。

ヒメの発情期がおさまって、
改めてキャラは 「オマエ、それはズにのりすぎだろう」と
あのアイ・ビーム攻撃で制限をかけなおしにかかってきた。

怪我をするような取っ組み合いは無さそうだけど
キャラの方だって相当不愉快だろうし、
幾らなんでもトイレをこっそりなんて、と、
人間側でもそれは気になり、

すずヒメがキャラのトイレに入ろうとすると
「ダメでしょ!また怒られるでしょ!」
とついつい叱ってしまったりした。

どうもソレがいけなかったようだ。

ヒメは
「 トイレに入ってる所を見つかると叱られる」
と解釈してしまったらしい。

かえすがえすも失敗した。

それから
「 もう叱らないから 」 と
そろそろトイレと思われる時間にわざわざトイレに連れてったり、
すずヒメにもちゃんとしたネコ専門トイレを買ってやったりした。

でも結局ダメだった。

一月の終わりぐらいに一度検尿だけしましょう
て事になってたのに、
この日付。

行かなきゃいけない事を
行かないママに過ごしているというのが
とてもうしろめたく感じられて憂鬱になった。

それでも、もしや今日は、明日は上手くいくかも
とポジティブシンキングして
やはり挫折して、という事の繰り返し。

そしてバレンタインの季節が到来した。
ハッキリ言ってネコには何の関係もない事だ。

の様で、内容的には彼女はそれを理解しているのか!?
バレンタインデーの二日ほど前にまたもやヒメは
発情期らしきケハイをかもし出し始めた。

またアレかーーーーーーー!!!!!
勘弁してやーーーーーーーー!!!!!!!!

膀胱縁だの尿結石だのが無ければ
前回の発情の後にすぐにでも手術したのに。

昨日の2月14日にはハツジョーのテンションもたけなわに。

もう、尿結石がどうなっちゃってるかどうかより
とにかく今回の発情を最後にしたい。なんとしてもそうしたい。

うしろめたさもへったくれもあるもんかい。
知ったこちゃないやい。

「 今、こういう状況です!!!!!」
というのを報告する目的で
本日獣医さんに行って来た。

いつもの若い(実はちょっとカッコイイ)先生は
「 採尿できなくて困った 」 という話をニコニコ聞いてくれた。

というかホントに頑張ったのにダメだった!というのを
ワタシがあんまり必至に語るので
可笑しくて笑っていたのだろうとも思う。

で、トイレに行ってる様子に異常が無ければ
もう少し様子を見ても良いし、
避妊手術をしてもまぁ大丈夫だろうし、
手術の時に尿検査も一緒にやってしまえるからと、

発情が終わって次回が来る前の落ち着いた状態の時
1週間くらい前に予約をいれてくれればOKですよ、と。

ヤレソレ、そいじゃぁ3月のアタマにでも決行だ!

これを書いている現在、PM7:30くらいである。

書き始めた時はなう…なう…とそのヘンでうねうねくねってたヒメは
その内な〜おん、な〜おん、な〜おん、な〜おん…
とエンドレスに歌い上げつつ階段を昇っていってしまった、
っきり戻って来ない。

3階で寝ているんだろう。ほっとこう。静かで良い。

「 な〜おん 」 の音をピアノで拾ってみた。
「 な〜 」 が 「 ミ 」 で 「 おん 」 が 「 ファ 」 だった。

「 な〜(ミ) おん ( ファ ) な 〜(ミ) おん ( ファ )
な〜(ミ) おん ( ファ ) な 〜(ミ) おん ( ファ ) ・・・
・・・( 際限無く繰り返し ) 」

作詞作曲 ・上郷 すず



『 ヒメ日記 6 』 に 続く →









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