『 ある春の命の物語 第7章 』
2002.5.14 ( 火 )
孵化から18日
・前日まで、そろって外向きになっていたと思ったが…
この日は何故か、適当にがさっと盛り付けた様に、
ひと山幾ら?といったありさまで。
少し暑いくらいの日だった。
みんなの中で一番真ん中に入ってしまった子が
暑くて口を半開けにしていた。
・羽づくろいなんかしちゃってるヤツもいる。
オトナじゃん。
口の横っちょ、まだ白いくせに。
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・この頃、この馴染み深いツバメ家だけでなく、
このA街道近辺のあちこちにいろいろなツバメハウスがあった。
一度全部詳しい状況を確認したいと思っていたのだが、
この日ついにツバメ・ハウス・ツアーを決行。
ツバメ・ミラーを抱えて自転車でA街道、O銀座の
L字地区を駆け巡った。
その結果確認できたツバメ・ハウスは以下の通り
12:K薬局
タマゴ3個
親ツバメ不在11:クリーニング屋Y
高くてミラー
届かず不明9、10:はんこ屋K
片方はカラ、
もう片方に
2〜3日目位のが
3〜4羽
親不在1:定点SK
今までのお話の
家族のハウス8:インテリア屋M
リフォームされてるけど
中はカラ
親も不在(13 ):GスーパーA
新婚夫婦らしき2羽が
どの辺に新築しようか
相談していた7:S薬局
2〜3日目のが3〜4羽
親不在2:Gスーパー@
一時いきなり留守に
なったかと心配した。
が、5〜7日目のが
顔出し始め6:N家宅
リフォームもされておらず、
カラ3:床屋さんA
ここらで1番の
育ち!
この日丁度
巣立ちが!!4:O電業
ママ抱卵中
タマゴは6個!
5:惣菜屋U
4〜5日目のが
3〜4羽
親、丁度
食料運び込み
これから作られるかもしれないものを含め12.5個
内、子供が居るのが6軒、
タマゴが2軒、
カラもしくは留守が3軒、
不明1軒、
新築予定か?が0.5軒 (取り合えず1未満と)
この説明の中の○〜○日目というのは、
我らが定点SKファミリーのお子様の育ち具合を基準にしているので、
数が少ない兄弟姉妹はもう少し早いかもしれないし、
天候によってもっとゆっくりであるかもしれない。
地図が少し小さいので地図のみ拡大
・このツアーでの注目ファミリーは何と言っても
3:床屋さんAの「初ハバタキ祭」である。
そこらじゅうを見ちゃいられない不器用さで
何かセミみたいな騒々しさで飛びかう幼なツバメ。
その辺の道路標識などにスズメのように並んでいたりする。
2羽程まだ巣の中で頑張っちゃってるのもいた。
飛んでる連中も何か「ちゃ!!」「ちゃちゃ!!」と
何か意味、内容等があるとは思えないことを叫びながら
バタバタと。
シッポも燕尾じゃない。燕なのに。
オトナはこうなのに、
道の向こうの電線にもスズメちっくな風情で整列してるのが居た。
巣の外でも親を見ると「ちゃー!」である。
親は「あげません!」とくるりと去る。
定点SKの子供たちも間もなくこんな事になるはずだ。
・この他で気になったのは12:K薬局と(13 ):GスーパーAである。
12:K薬局ではそこのお店の人とお客さんと少し話をした。
しばらく話していたが、タマゴがあるのに結局親は見かけなかった。
この日は暖かかったが、それにしてもこんなに留守にして
大丈夫だろうか。
(13 ):GスーパーAでは、明らかに巣を作ろうと
2羽が思案中。
だって2羽ともめいめいに土やら枯草やら
大事そうにくわえてアーケードの内側の鉄パイプを
あっちからこっちまでくまなく点検していた。
この夫婦が本当にここに新築を始めるのか、
今後が気になる所だ。
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この辺でついに第8章へ、
これが最終章になるのか、さらに続くのか、
そりゃちょっと、まだ分からないな。
※お願い!
この章で地図を紹介しましたが、
ここがどこであるかという具体的な地名、店名は伏せておきたいと思います。
このページを御覧になった方で、地図の場所がどこであるかご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
どうかこれを内緒にしておく事にご協力下さいませ。
すんません!よろしく!!
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